ブログの渋谷

まちづくりのデジタルシフトとCPS/IoT社会

2019年09月18日

CPS/IoT社会が進化していくって論調と、まちがデジタルシフトしていくって定義は、割と近い

概念だと思っています。
まちのデジタルトランスフォーメーションというのも同義でしょうか。
結局何が言われているのかって話ですが、現在の社会課題や未来の人口問題などを想定すれば、
「行政や社会コストの削減」「生活の利便」「共感を育む体験」「多様性の理解とそれへの対応」

「まちづくり=新しい公の成立」「まちのプロフィット化」などが目的として掲げられ、その結果

持続可能性や創造的な価値創出につながっていくんでしょうね。
その中核になるのが、CPS/IoTやデジタルシフトによって得られるデータであることは、データ

ドリブンな社会を指向する上では誰もが理解していることでしょう。
だけど、実態的にそのデータが何に活用されることで、上述のような目的を果たすことができるのか?
について、明確に事象毎に捉えて実践まで至っているケースはまだまだ多くはありません。
Googleがトロント市のIDEAで実践しようとする未来都市の構造も、結局データの取得→分析という

ことだけど、なぜGoogleがこれを進めるのか?を考えれば、おのずと近しいマネタイズとしては、
広告モデルを想起してしまうし、中期的視座ではまちのすべてのリアルなデータを押さえることで、
今までサイバー空間でのデータが主であった巨人たちが、リアルデータと融合させることで、より

強大な帝国を築こうとしているとしか思えませんね。
なので、まちづくりのデジタルシフトは、まずまず行政(社会)コストの削減や利便、共感性という

視点からの導入だと思いますが、それらによって獲得したデータは、より社会的意義やまちの持続

可能性などのパブリックセクターとしての概念を持って事業化しないと推進は無理だろうなぁと思って

ます。
しかしその考え方では、資本主義の中で民間企業としての収益を生み出しません。
というか誰がお金を支払うのか?という議論になってしまいます。
なので、行政(社会)コストが削減されたり、まちのにぎわいが創出できたりして経済的価値をもた

らすことができれば、データが明確なエビデンスとして、その価値に対するPFIのVFM的な発想

で資金を行政が、または社会が拠出するという枠組みになればいいなと考えてます。
そういう視点で考えれば、おのずとデータドリブンな社会において、データを何にどう活用するのか
を考えることができます。
データドリブン社会とは、極めてヒューマンドリブンな社会であり時代でもあります。
単に巨大企業の収益のためにデータが使われるのではなく、生活の利便や共感、にぎわいの創出など、
極めて「ヒト」を中心に置いた社会であるべきで、そのためにデータは活用されるべきですね。
という大原則のイメージで推進していきたいと思っています。




 

  • 投稿者 shibuya