ブログの渋谷

自治体向けサービスとインターネット

2016年02月24日

私が自治体のお仕事をさせて頂こうと、飛び込みであっちこっちの自治体に行き始めたのは、1998年ころ
だったような。
なので、もうかれこれ18年前か...
当時はまだ30代前半~半ば
あの頃、インターネットの事業を開始し、これは社会が変わる!という気持ちで取り組み始めたけど、
自分のダメさや市場の規模含めて、全くうまくいかないころ。
で、自治体へ行って「貴市の情報発信を!」みたいな提案をするんだけど、「そんなことしたら市民から
問い合わせ増えるし、庁内の不満も多いからムリや」と、毎回のように断られ続けた。
まだまだうちのような超ベンチャーが、自治体とお取引をさせて頂ける時代ではなく、少し小さな案件を
獲得しても、基幹系の導入・運用している大手さんから、あくどい嫌がらせを受けたり(笑)

だけど、21世紀は「インターネット革命」「情報通信革命」だと信じて疑わず、その前提はインターネット
が持つ思想・仕様・文化などの側面、すなわち「オープン」「インタラクティブ」「フラット」「シェア」

「コミュニティ」「スピード」「グローバル」などの要素を踏まえた革命になると考えていて、それは今
も変わ
らない。

そして、そういう社会を「スマート・デモクラシー」と勝手に命名して、そういう時代になるとすれば、
自治体の住民や地域社会への透明な情報発信は不可欠だと考えて、そういう営業をし始めた。
たしか、初めてそういう関係で案件を受注したのは、2002~3年だったような...
悲惨な事件が相次ぎ、防犯や防災という観点も注目され、インターネット全体や個別には携帯メールのよ
うなメディアの特性を踏まえて、緊急時に活用できるというようなサービスが社会から要求され始めたこと
も大きい。

それから時代はドンドン進み、今や「オープンガバメント」や「シビックテック」だとか、「シェアリング
エコノミー」に「インダストリアル・インターネット」など、多様な展開を見せる。

だけど、考えてみよ...
全部、前述のインターネットが持つ思想・仕様・文化などの要素を踏まえているものばかり。
「アラブの春」とか古くは「構造改革」なんかも同様。
すべてのベースにあるインフラストラクチャは、やっぱりインターネットがもたらしたものなので当然と
言えば当然。

さてさて、時代が進んで現代。
私たちは、同じような社会の変化を感じながらも、経済合理性に基づき社会に価値を提供し、雇用を守り、
納税することが一番の社会貢献だと信じて活動している。
自治体向けの営業は、平均年齢30歳の男女20名程度、毎日毎日全国を走り回ってくれています。
税金を使わせて頂くわけなので、絶対に価値のない仕事をやってはいけません。
住民と地域社会にとって、有用なサービスを提供することに、徹底しなければなりません。
サービス事業者としてのアイデンティティを崩してはいけません。

社会とテクノロジーの変化に伴い、サービスやツール、提供方法や調達方法も、変化していきます。
あくまでも自治体からの発注で、誰が見ても公正で実力勝負で仕事はしなければなりませんね。
そんな中でも、私たちは時代が変化しても、ここに書かせて頂いたようなアイデンティティを大切にしな
がらお仕事をさせていただきたいと思っています。
変わるべきことと、普遍的なこと。
惑わされることなく、シッカリと社会に根付いて。
そして、そういう考えを徹底するために、実力をつけないといけません。

まだまだ、インターネット革命はこれから2世紀は続く時代の入り口に差し掛かったばかり。
国家のあり方、行政のあり方、社会のあり方、生産のあり方、生活のあり方、人口動向、働き方、学び方、
遊び方そして生き方そのものが変化するから地球規模での革命って言うんだと思います。
そんな時代に生きていられることが何と幸せなことか...
1980年代から働いて、インターネットやモバイルの前と後を知っているからこそ余計に思います。
そんなな中で、事業家として普遍的なアイデンティティは絶対曲げてはならないと考えています。
頑固だと言われるかも知れませんが、自分たちの信じているものは、正しく貫くのみですね。
 

  • 投稿者 shibuya