ブログの渋谷

人間性の心理学

2012年12月27日

いわずと知れた、A.H.マズローの著作です。
1987年の改訂版が現行ですが、もともとは1960年代に書かれたものです。
いわゆる「マズローの欲求階層説」で有名なので、ご存知の方は多いと思いますが、551ページの心理学本はなかなかの読み応えです。
1ページ読むのに、半端なく解読に時間がかかります(笑)
一般的に言われる、低次の欠乏欲求と高次の成長欲求。ヒトの欲求の最高次は「自己実現の欲求」であるとの定義ですが、ベースの考えとしてはその通りだと感じます。
ただ、マズローも言っている通り、単純にこの階層説のロジックのみで語ろうとしても無理があります。
最終的には「B価値」まで踏まえて考察しないと、どこかでロジックは破綻しそうです。
とはいえ、私もまだまだ勉強中で、一端を垣間見ている段階ですが...

昨日社内の2014年新卒採用PJのキックオフMTがありました。
「現行の組織には満足していない。なぜなら企業の成長フェーズの中において、そのスピードと管理職層の成長スピードが同期していないと感じる場面が多いから。それは個人の方が成長が早いのならイイのだが、成長が鈍化(または退化)している管理職が少なからずいることが問題である。
彼らは、少しの成功と立場によって、それを守ることに終始し、思想の根幹が自己保身・他責・責任逃れとなり始めている。その部下たちは、本来成長欲求を持って入社しているにも関わらず、共に成長しようとする上司に恵まれないために、本人の成長をも阻害されていしまう。
そういう状況が不満だ」
と、こんな話をしました。
なので、新卒採用PJメンバーの若手社員は、そういう風土が少しでも見えれば打破して欲しいし、本来の会社の目指す風土をしっかり学生に伝えて欲しいってことです。

本来、高次な自己実現の欲求を目指して欲しくて、くだらない見栄や物質的な欲求などに振り回されない状態を社内組織に根付かせたいのですが、それには会社としてもいくつかの配慮や仕組みを必要です。
そういうものが未整備な部分もあるので、バランスが難しいのですが、それでもやはり目指すべきものは、社員がイキイキと人生の多くの時間を費やす仕事の時間を活用して自己実現の欲求を満たし、成長することを喜びにして欲しいと願っています。

 

  • 投稿者 shibuya