ブログの渋谷

若い組織では

2011年03月06日

辛いことがあったり、相談したかったり、頼ったりしたい時に、それができる相手が少ないのが若い組織だと思う。
または相談したとしても、あまり的を得てなかったり、信頼するに足るものではなかったり...
要は経験が少ないということで、経験と言うのは何にも代え難い大切なことだ。
当社でも、結局ここ20年で拡大の一途のために、未経験なことに責任者としてチャレンジしなければならない場合があって、「何とか組織上位のベテランを採用してもらえないか、業務知識が乏しく自信がないので」と言われたこともある。
でも私の意見は「そりゃ、中途で組織上位の経験者を採用することは可能だが、本当にそれでいいのか?自分が理解し成長し次のステップを歩み始めた時に、どうなるか想像してみたら...」と思っている。
業務知識はやれば必ず身につくが、会社が期待する人財とはそんなに頻繁に出会えるわけでもない。
そもそも、未経験な仕事に責任者としてチャレンジさせようと思うくらいなので、私としてはとても期待している人財であって、間違っても指示待ちだけで満足する社員ではないことは明白。
ならば、ここは苦労してでも自分が社内のパイオニアになって欲しいと思っている。
同時に、その業務だけではなく、どこの社会へ行っても通用するだけの考え方の軸をこの苦労の中で形成して欲しいと思っている。

でも、なかなか理不尽なことを言ってるなぁ~ともマジで思う(笑)
社内でも確かに苦労の上で、うまく軌道に乗せてくれている管理職もいるが、たぶん「そりゃ確かに成長はしたかも知れないが、その間の私の気苦労と努力を考えれば、社長にとやかく言われる筋合いはない!」って言われちゃってもおかしくない(笑)
まぁ、それくらいやってくれているってこと^^;
でもこれは仮に上述のような言われ方をしてもかなり嬉しい話だ。
そうやって、組織が一歩ずつ人財によって充実していくわけで、独力で少しずつ成熟していく様子は本当に心強い。

会社の平均寿命は40年。
倒産した会社の平均寿命は22年。

中小企業では外部からいくらでも期待でき任せられる人財が採用できるものでもないので、創業時は一応若い組織だと言うことを思えば、これは若い組織→成熟した組織への移行がスムーズでなかったから...と言うのも一つあるかも知れない。
もちろん、商品や業界のライフサイクルの期間とそれに伴う組織のイノベーションが起こせなかったってのもよくある話だが、結局はそれを判断し解決するのも組織であると考えれば、あながち幅広い経験に基づく、本物の強さ、本物の知識、本物の成長を仕事の苦労を通じて自社内で身につけた社員がいるかいないかは小さくはないだろう。

まだまだ弊社グループの平均年齢32才。
事業を既存の自動車関連から、モバイル+ICTに移行して約20年。
私の父親である先代社長が亡くなってから17年。
今春最若年の管理職が29才になるか...
それも名前だけ管理職ではなく、結構しっかりと組織統治のマネジメントを求めている中で。
これからの40年...いや100年後も継続する会社!なんて、上っ面だけ聞いても「あぁ、そうなんや」って話だろうけど、中身は日々その具現化をコツコツと推進している。
若い間はすべてが未成熟。
でも、その混沌の中にだけ、未来への扉が見出せる。
ここを経験せねば、秩序は起こりえない。
また、結果だけを求めてもいけない。
それではいつもテクニック論の近道だけを考えてしまう。
大切なのは失敗してもやり遂げる意思の強さだ。
流した涙、かいた汗、履き潰した靴、すべてが未来に繋がっている。
若い組織はそれが純粋にできる。
それが大切な経験となって、将来必ず会社を、そして自分の身を救うことになる。
だから、大変なのは重々承知。
それを命令する私も一緒に戦おうと思っている。※心の中でだけ...^^;


  • 投稿者 shibuya