ブログの渋谷

2010年大晦日

2010年12月31日

このブログは、2005年(平成17年)から書き始めているんで、すでに5回目の年越し。
過去の記述を見てみると、その年がどんな年であったか思い出させてくれて、若干しんどかったことを思い出し吐き気がする(笑)
書き出した2005年は厄年でもあったらしく、スマートバリュー(SV)の案件で血みどろになっていたころ...^^;
この年の年末年始は一日も休めなかったように記憶してるし、年末ギリギリまでエンジニアがストレステストに付き合ってくれたり、年始に入っても帰省先から山下さんが毎日テストデータを送ってくれたのを思い出す。
あんな頃から考えると、よくここまでいい会社になったもんだ...(涙)
それがわずか5年の話。
2006年の大晦日には、その年に持株会社制に移行し企業の所有の形を変えたことが大きかったが、私の中では過去30年以上父親亡き後もずっと裏方として会社を支えてきた常務(私の母親)の仕事を引き継いだことの方が大きなトピックだった。
当時は堺市三宝の2Fの狭い空間だったが、SV時代にやってきたとは言え、会社の会計処理・労務・総務・庶務などを一から全て引き継ぐと言う、たぶんあの時やらないと一生できなかったんじゃ...と思うくらいで(笑)
しんどかったけど、現場感はメチャクチャあっていい時代だったね。
何より、何か大きなものにまだまだ守られていた感もあったし、そんな中で殺伐とすること無く、閉塞感や妙なプライドを持つことも無く、素直に希望を持てていた。
この引継ぎ作業から現在のSDVホールディングス管理本部へと変遷していくわけだけど、これもガバナンスを強化し体制を整備するために必要なこと。
この2006年の12月のブログには「2010年なんてあっという間に来てしまう...」みたいなことが書かれている。
いや、マジであっという間に来ちゃったけど^^;
2007年は、ちょうど12月に堺市三宝から現在の大阪市西区靭本町へ本社を移転した年。
これも大きな転機だったなぁ~
62年の創業以来始めての本社移転ってことで、引越し大変でしたね(笑)
自分たちの意識は、モバイル+ICTの方に事業の実態も含めて遷移していってて、創業62年の自動車電装事業である堺電機(SD)は堺市三宝に残ったにも関わらず、SDのお取引先様各位から一番たくさんのお祝いやお花が届いたのが印象に残っている。
先代からの歴史や信頼なんかを強く感じて、それでも縮小していく自動車電装事業をどう立て直すのかってことに、かなり意識を強く持った時でもあったか。
2008年辺りからは、毎年事業に関してはまぁ納得と言うようなことが書かれている。
この年は東京事務所設立とモバイルスタッフ東京(MST)の新設もあった。
MSTは初年度苦労ばかりで、何とも事業上での私の甘さが出てしまったが、でもこの開設を軸として東京での事業展開の足場固めが出来てきているんだから、存在意義は相当大きかったな。
何でも夢想だけしていても始まらない。
現場に出て市場を肌で感じて初めてリアリティのある事業への基礎が出来上がる。
MSTも2期目で黒字化でき、2010年は東京事業はグループ全体で相当展開力を増していくことを思えば、2008年がその為の一歩を生み出した年ってことか。
ドコモショップも1店舗移転をした。
労務面から見て勤務体系などもサービス業としての厳しさを感じ、一段と顧客満足に向けて退路を断ったシフトをしなければと思った頃。
ケータイメディアリテラシー事業としてネットいじめ防止プログラムなんてのも、この年から始まったんだなぁ~
また、この年から実質的に新卒採用活動を行い始めた。
2009年4月に迎えた当社グループの新卒一期生。今も全員が元気にがんばっていて、ほんと無くてはならない戦力になってきている。
そして、新卒を迎えたことで醸成された会社風土と言う意味では、計り知れない効果があった。
2009年昨年の大晦日は、「嫌われ、恨まれ、憎まれ...」みたいな妙に自虐的(笑)
人もドンドン増えて、私を中心とした昔のこじんまりした何でもアリな会社の雰囲気は薄れていき、全体としてマネジメントが管理職に委譲され、私は直接手を下せないイライラもあって管理職には厳しいことを言ってきたか。
この辺から、だんだん私自身の仕事にリアリティが無くなってきていると言うか、這いつくばって泥を舐めながらも現場で結果を残す...みたいな仕事をしなくなってきた。
そして、今年。
東京ではトライアンク(TRK)を新たにグループに迎え、年末には創業64年目のSDを分割し、新たにSDVカーソリューションズと言う会社を立ち上げた。
自動車電装事業をどう立て直すのかってことの解を実現させた訳だが、これも苦難の船出(笑)
そんなに簡単に業務を変える、市場を変える、思想を変えるってことができるはずもない...3年かけてじっくりとやろう!
皆には苦労をかけるけど、当社グループの歴史上ここは譲れない一歩。
TRKについても、2010年はボロボロ^^;
だけど、2011年以降に向けた道筋は見えてきた。
最初から全てがうまくいくような事業は、案外私には似合わないのか(笑)って言うか、人を信用しすぎか...^^;
まぁいいや、結果的には必ずうまくいかすんだから。
事業にはタイムアップがないんで、地道に成功するまでやり続ければ必ず最後にはうまくいくってことが原則で、それを知ってて忍耐力があるかどうかが勝負だろう。

こうやってこの5年間の変遷をブログを読み返しながら辿ることでまた新たな気づきがあったりする。
私は当社の理念にまっすぐに素直に行動できてるんだろうか?
社員は少しでも満足を感じてくれてるんだろうか?苦労ばかりを強いて結局は経営者とかオーナーのエゴにつき合わせてるんじゃないだろうか?
いやいや、そんなこと今さら思われたところで社員からすると「ハァ!?」ってことなんだろう...私は私の信念を貫く強さを持って必ず成功へと導くだけだ。
ただいつでも過去を振り返りながら、自分の信念の在り方とその手法については冷静に評価できてないといけないな。

さぁ52才になる2016年はどんな時代なんだろう?
この5年をどう考え、どういう思想で臨むのか?
もう不惑を通り越して、そんなに大きな軸の変化はないんだろうけど、それでも柔軟な気持ちは必要だ。
そして何よりも今一度、年齢と共に自分が一番失いかけていて、中途半端な経営者の強さとある意味相反してしまう「素直な心」を取り戻したい。
何より「素直な心」をしっかりと自分の思想に着床させることが、本物の経営者の強さを測る尺度だ。
そして、私と会社がしんどい中でも安定と安心を担う、本物の何か大きなものを目指さないといけない。



  • 投稿者 shibuya