ブログの渋谷

人の本質の話

2007年11月11日

少し前にNHK-BSで深夜やっていた番組だが、カナダのある小学校で、小学三年生の一クラスを対象とした、差別に関する実験と言うのがあった。
今まで信頼していた先生が突然「背の高い人はバカだと言う調査結果が出たから、これからクラスで背の高い人と背の低い人に分ける」と言い出し、背の高い人には赤い薄手のプルオーバーを着せた。
背の低い児童が黒板の前で答えると「さすが背の低い人は頭がいい」と言い、背の高い児童が答えようとすると「頭が悪いから答えられないのよ」と罵倒する。
背の低い児童は休憩時間の5分前には休みに入り、使える遊具にまで差別をした。
これは、一度差別にあうという被害者の経験をしてみる事で、イジメを理解し無くそうと言う取組みだったようだ。

最後には種明しをして、実際それからイジメは減ったようだが、その中で興味深かったのが、先生が差別をあからさまに行い始めてわずか15分後には、子どもたちがそれに応じていた事だ。
最初は戸惑いもあったが、15分後には背の低い児童が「お前は背が高いからダメなんだ」みたいな事を言い出し、クラスが二分してしまったのだ。
日ごろ信頼している先生の行動であったことも大いに影響していると思うが、それにしても人の本質とはこういうものかと、改めて実験を見て思い知った。

先進国の心のゆとりってのは、こういう人の悪い本質を打ち消すものなんだろうか。
子どもだから、恐らくストレートに人を区別してしまう。それが人の性。
途上国では、もちろんそれが全てとは言わないが、相対的に心のゆとりにかけるから、争いや汚職が耐えないのかも知れない。

これからの時代、この国がドンドン悪い方向へ向かう気がするが、そんな中でも心のゆとりは持ててないと.....日ごろの行動から反省。
「誰が悪い」ではない「何が悪い」である。
  • 投稿者 shibuya